iPad漢方電子問診表・所見記録システム Ver.1
開発の目的
問診表記入から診察(漢方所見記録)、処方、再診に至る漢方診療プロセスを一貫してICT化することにより、漢方診療の標準化・効率化を図ります。
更には、漢方診療データの集積・分析を可能にすることにより、次世代の漢方診療メソッドの確立に寄与することを目指します。
実現する機能
1.
iPad漢方電子問診表の機能
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患者さま自身が待合室でiPad2を入力端末として、楽しく、気楽に漢方問診表を入力する機能
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看護士が問診表入力内容を目視確認して再質問・修正、確定送信する機能
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漢方所見記録システムに問診表データを記録する機能
2.
漢方所見記録システムとしての機能
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脈・舌・腹・その他の漢方的所見を電子的に記録・閲覧する機能
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シェーマを記録する機能
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問診表データを閲覧する機能
3.
煎じ薬処方箋発行機能
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内蔵する煎じ薬構成生薬データベースに基づき、煎じ薬の処方と用量を決定すれば、対応する構成生薬の処方箋が保険適応・非適応別に印刷できる機能
4.
通常の電子カルテシステムに準ずる機能
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患者情報、受付情報、主訴・プロブレムリスト・SOAP・行為・薬剤・材料・用法・コメント等の各情報
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診療記録、履歴類、診療録、書類など
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処方箋、2号用紙、紹介状発行
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レセコンとの連携など
iPad電子問診表・所見記録システムの構成例
1.
サーバー、クライアントPC、問診表入力用iPad2端末、プリンターで構成
2.
サーバー・クライアント間は有線LAN、サーバー・iPad2間は無線LAN(WiFi)で接続
iPad電子問診表の概要
1.
各質問には高齢者でも直感的に質問内容が分かるイラスト付き
2.
問診数:基本105問+枝番53問
3.
質問は、男性・女性・年齢で出し分け、基本質問の回答結果により条件分岐で枝番を質問
4.
初診時異常項目のみ再診時に質問
5.
漢方所見記録システムと切り離してiPad電子問診表システム単独で運用することも可能(患者登録機能・問診項目メンテ機能付き)
漢方所見記録システムの概要