2006.09.01
9月8日(金)19:00〜22:00に開催される市民メディアサミット06「ロボット」セッションの詳細が決まりました。
弊社取締役・新村純一がパネルディスカッションの司会を務めます。
■タイトル
ほんねトーク 市民メディアはロボットを救えるか〜業界の苦悩と夢〜
■内容
昨今、ヒューマノイドロボットをはじめとする様々なロボットが、その技術力を
マスメディアを通じて報道されています。技術立国日本が自動車の次に打ち立
てた基幹産業の一つであるロボットは、他国の追従を許さないまでに進歩してき
ました。その一方、ヒューマノイドロボットをはじめとするサービスロボットの
分野においては、その利便性、多様性は各メーカーより盛んに訴えられています
が、一向に社会に浸透する気配がありません。これは、現在のサービスロボット
が市場のニーズに応える形で発展してきたのではなく、エンジニアの夢が形となっ
て発展してきたため、市場のニーズとはかけ離れた存在になってしまっているか
らではないでしょうか?ユーザーが抱くロボットの機能と、実際に実現できるロ
ボットの機能には大きな差があり、それが逆に、失望を大きくさせるものになっ
てもいます。そんなロボットに新しく活躍できる場を発見、創出できるよう、ま
た市民参加の草の根運動的に市場ニーズをすくい上げてロボットを育てていける
よう、市民メディアをどんな風に活用できるのかを議論します。
■セッションの構成
第1部:ロボットの現状と限界・エンジニアの苦悩
〜ここが問題!ロボット君の悩み〜
第1部では、一般論を紹介し、現在のロボット技術の限界と、ユーザーとの
意識の差、用途の不明確さなどを紹介します。
第2部:機能(技術)から見たロボット〜ここまで来た!ロボット技術〜
第2部では、現在のロボット技術から、既存のロボットで何が出来るか?
また、用途はどういうところに潜在しているか?また、今後どのような
技術が必要か?を解説します。
第3部:デザインから見たロボット〜ロボットデザインって何するの?〜
第3部では、デザインの観点から、現在のロボットがどうあるべきか?を
議論します。
第4部:市民メディアへの期待
〜社会のニーズに応えるロボットを育てるために〜
第4部では、第1部〜第3部を総括し、市民からのニーズ(ロボLDK)の
キャッチアップと社会のニーズをすくい上げるための市民メディアの活用
法を議論します。